オーニソガラム・サンデルシー

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    寒い日が続いていて、各地で豪雪の便りが聞かれる昨今ですが、

    花屋の店頭には早くも春の花が並んでいます。

    春の花では、アネモネ、ポピー、フリージア、スイトピーなど、

    華やかだけど儚げで可憐な花が好みです。

    そんな中、可愛い花を見つけました。

     

     

    オーニソガラム・サンデルシーという花です。

    オーニソガラムは大好きな花として、このブログでも何度かご紹介していますが、

    それは全てオーニソガラム・シルソイデスという品種。

     

     

    これが、オーニソガラム・シルソイデス。

    真っ白な小花の中央には銀の粒のようなしべがあって、1本1本とても可憐なのに、

    まとまるととっても豪華な花です。

     

     

    こちらのサンデルシーの方は、花の中央は黒い大粒のしべで、

    とっても豪華です。

     

     

    丈も長く、茎も太く丈夫です。

    切り花のカサブランカの長さを悠に凌ぐ立派な長さです。

     

     

    花の種類はけっこう知っているつもりでいましたが、

    まだまだ未知の花はたくさんあるようで・・・。

    振り返ってみると、昨年初頭あたりからかなりのオーバーワークで、

    花を愛でる余裕を失っていた気がします。

    還暦の今年、生活を立て直して、

    のんびりゆっくり、ゆるゆると日々を送りたいと改めて思うこの頃です。


    今年の紫陽花はスロースターター

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      5月に雨が少なかったせいか、今年の紫陽花は出足が遅い気がします。

      各地から紫陽花の便りはぼちぼち届き始めてはいるけど、

      この辺りではまだつぼみが勝っています。

       

       

      ほぼ開いている紫陽花を見つけるのに一苦労。(笑)

      ボリュームの少ない小ぶりの紫は可憐で、

      それだけで雨を誘う気がします。

       

       

      実は、鮮やかな色を競う大ぶりの紫陽花より、

      開きかけの、薄い緑を混ぜたこんな紫陽花が好きです。

       

       

       

      このまま、紫にも青にもピンクにも色を変えず、

      無彩の花を咲かせる紫陽花があってもいいのでは・・・そう思ってしまいます。

       

       

       

      薄緑の中からチラチラと淡いブルーが顔を出して・・・

      健気さと力強さと、そして雨や風にも負けないしたたかささえ感じます。

       

       

       

      満開は満開で、それはそれで美しい紫陽花ですが、

      咲き始めのこの時にこそ、紫陽花本来のしなやかな強さが感じられます。

      雨に打たれて色を増す紫陽花、これからが見頃です。


      オーニソガラム

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        冬は切り花のもちがいい。

        再三申し上げていることですが、

        3日に一度くらい水替えをして、ほんのちょっと切り戻しをしてあげることで、

        2週間くらいは悠にもちます。

        丈夫なものに至っては、3週間からひと月ももつんだから・・・。

         

         

        まだまだ十分鑑賞に堪える花を捨ててしまうのはもったいないので、

        活け直して、家中花だらけにして楽しんでいます。

         

         

        今日は、そんな中でも特に長持ちする花をご紹介しましょう。

        オーニソガラム。

        大好きな花で、花屋の店頭に見つけると買わずにはいられない花です。

         

         

        なんと可憐なお姿。(笑)

        下から順々に白い小さな花が開花して、豪華な姿に変貌します。

        私の中では、近年クリスマスの活け込に最適な花だと思っています。

        温室栽培らしく、一年中見かけますけど・・・。

         

         

        大好きな花ですから、4〜5本ずつですが、毎週買って、

        5週になります。

        いい機会ですから、花の咲き具合を比べてみましょう。

         

         

        これが4週前に買ったもの。

        真ん中の緑の部分はほとんど見えないくらい、花が開いて、

        見た目はほとんど白い花、という感じです。

         

         

        これが3週前の物。

        花はたくさん咲いていますが、まだ真ん中の緑の部分は目立ちます。

         

         

        これが先々週の物。

        オーニソガラムは、その茎の太さで趣の変わる花です。

        この時は茎の細い、ちょっと貧弱な花だったので、

        3本しか買わなかった気がします。

         

         

        これが先週。

        1週間経って、チラホラと花が咲きだした状態です。

         

         

        そして、これが今週買ったもの。

        つぼみだけです。

        こんな状態で売ってることが多いから、

        もしかしたら、オーニソの本当の美しさを知っている人は少ないかもしれませんね。

        花開いたときの美しさは、つぼみの状態では伝わらないかも・・・。

         

         

        私はこの、ひと月も経った状態が一番好きです。

        何度も言いますが、可憐でいて豪華、こんな花って他にあります?

        バラや百合は豪華でも、それを可憐と評する人はいないでしょう。

        フリージアやポピーは可憐な花だけど、豪華な花じゃない。

        オーニソガラムは、その両方を兼ね備えていると思いませんか。

         

         

        ・・・で、この大好きな花、ひと月分を使って、

        センターフラワーを作りました。

        豪華〜!

         

         

        刺した直後はあっちこっち向いていて、花姿が落ち着きませんが・・・

         

         

        翌日、それぞれが上を向いて、花姿が整ってきました。

         

         

        やっぱり好きだわ〜。

        基本的に、白と淡い緑だけの花は大好きなんです。

         

         

        あまり馴染みのない花かもしれませんが、オーニソガラム、

        花屋で見つけたらぜひ手に取ってみてください。

        その可憐さ、そして豪華さに、やられちゃうと思います。(笑)

        最後に、ひとつだけ残念な事・・・

        オーニソガラムは、ほとんど香りません。

        そこがまた奥ゆかしくていいのだけれど・・・。


        雨の花

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          陽射しの少ないこの季節に、ひときわ目立つ花、
          紫陽花が色を深めています。




          青い紫陽花、最近目にすることが多くなりました。




          土壌が酸性なら青、アルカリ性なら赤くなる、
          あじさいに関して、その話はあまりにも有名ですね。
          紫陽花寺として有名な鎌倉の名月院は、土を酸性に保つことに努めて、
          青い紫陽花ばかり育てているようです。




          でも、青い紫陽花は寂しすぎます。




          あじさいと聞いて思い浮かべる色は、やはり紫が多いんじゃないかしら。
          紫陽花って名前にすでに紫が入っているんですもの。
          写真の紫は、ちょっと赤っぽくて素敵です。
          紫と一言に言っても、いろいろあります。




          万葉集に謳われている紫陽花のひとつに、藍の字を当てた歌があります。
          藍色・・・昔の紫陽花はもっと深い色をしていたのでしょうか・・・




          あじさいの写真は、晴れの日より曇りの日の方がきれいに撮れると聞きました。
          ・・・どうでしょう・・・




          紫、青、赤・・・咲き進むにつれ色を濃くする紫陽花ですが、
          咲き始めは皆淡い緑色。
          この姿が美しい。
          まるで小さなブーケのようです。

          うっとうしい雨の季節、雨を喜ぶ、
          そして雨が似合う素敵な花があります。


          柘榴の花鮮やかに

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            柑橘系の木や枇杷なんかに比べると、あまり一般的じゃないのかもしれません。
            ざくろです。
            そう言えば、お隣の豊作だったざくろ、昨年たくさんいただきましたが・・・。
            お隣のざくろは、あまりに大木で、カメラに収めるのは難しい。
            しかもまだ花色は見かけない。




            このざくろの木は、大きくはないけれど鮮やかな花をたくさん付けています。
             


            花色の少なくなるこの時期に、なんて鮮やかな色なんでしょう。
            実のなる花は大抵白か淡い色で、あまり主張はしないんだけど・・・
            花色だけじゃなく、つぼみの形態もなんだか不思議。




            花が終わって実になる準備も進んでいます。
            やっぱり、不思議な形態です。

            昔、私が子供の頃耳にした、なぞなぞをふと思い出しました。
            ひとつのお部屋にお姫様がいっぱい、な〜んだ?
            (笑)

            ハニーサックルと蜂

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              一昨年、Darlin'のお見舞いに日参したころの遊歩道を通ります。



              あぁ、まだ少し早かったかな。
              まだ開ききっていないハニーサックルです。


              一昨年の今頃は、もっと満開の状態でした。
               


              こうしてつぼみの状態を見ると、ハニーサックルではなく
              スイカズラ(吸葛)かもしれません。

              なんて言ってはいますが、ハニーサックルとスイカズラの違い、
              明確に知っているわけじゃないんですけど・・・(笑)。


              もっとよく見ようと近づいて・・・
              危ない、危ない・・・たくさんのミツバチが蜜を吸いに集まっています。
               


              ほら・・・
              夢中で作業中・・・
              とりあえず、刺されずに済みました。(笑)

              シナサワグルミとモミジの実

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                今年もまた、シナサワグルミがたわわに花房を下げる季節になりました。



                本当に紛らわしいのよね〜。
                黄藤に見えるんだもの・・・(笑)。


                初めてこの木を見つけた時、黄藤と間違えて
                大変お騒がせいたしました。(笑)
                 


                私はもう間違えないけれど、勘違いしてる人もいるんじゃないかしら。
                ・・・って、この木を見上げてる人なんて見たことありませんけど。(笑)
                私は、涼しげなこの緑に癒されていますけど・・・ね。(笑)



                そしてこの時季、美しいコントラストを見せているのが、これ。
                モミジの実。
                あ〜ん、ボケた・・・実は今日はとても風が強いのです。



                ・・・ボケてるけど・・・(笑)。
                明るい緑色の中に、鮮やかな赤と黄色がちらほら見えます。
                普段見慣れたモミジの木、目を凝らして見てみてください。



                プロペラみたいなモミジの実、
                探して歩くのも一興かもしれません。

                走りのあじさい

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                  薔薇だ、クレマチスだ、と五月の花を追い求める中、
                  ボチボチ目につきだしたのが、六月の花。
                  そう、あじさいの季節がすぐそこまでやって来ています。



                  見かける花は、みんなまだつぼみ。


                  あじさいの季節にはもう少し間があるようです。
                   


                  それでも、雨の季節を待たず、咲き始める気の早い花も・・・。
                   


                  ガクアジサイは玉あじさいに比べて、咲き始めは早いのでしょうか。
                   


                  こんな美しい姿を見てしまうと、
                  嫌な長雨も、待ち遠しくなるから不思議です。

                  美しき五月の花を求めて

                  0
                    お天気に誘われてぶらぶら散歩は続きます。
                    住宅街を、お庭を眺めながら、あっちにウロウロこっちにウロウロ。(笑)
                    今日は、初めての路地に入ってみましょう。



                    あ〜、きれい。
                    ハコネウツギですね、実際に見るのは初めてです。
                    ウツギの類は大好きで、図鑑などで見知ってはいましたが、
                    実際に見ると、本当に一株にグラデーションが出来ていて、素晴らしい。


                    白からピンク、そして紅色に変わると書いてありましたが、
                    紅というより赤紫、なんとも微妙な色合いです。
                    ハコネウツギなんて名前ですが、実際箱根にはないそうです。(笑)
                     


                    スカビオサ・・・群生を見るのは初めてです。
                    美しい色。



                    シシリンキウム・ストリアツムと名札が立っていた鉢植え。
                    聞いたことない名前だけど、よく見る雑草にそっくりです。(笑)
                    どうりで、ニワゼキショウ属だそうです・・・

                    一重のバラ。
                    一重の赤いバラは珍しい・・・
                     


                    ほら、一重は大体白かピンク・・・



                    この季節はどの通りも薔薇が目立ちます。


                    フェンスに絡めて豪華です。



                    言わずと知れたマーガレット。
                    でも最近はピンクに押されて、白いマーガレットが新鮮です。



                    ピエールドロンサール。
                    やはりこのバラは目を引きます。


                    ・・・って、実はこのバラくらいしか名前を知りません。
                    薔薇は種類が多すぎます。


                    下を向いた時ですら、風情があります。


                    バラと並んで目につくのはクレマチスですが、
                    こちらも種類が多すぎて、何が何やら・・・(笑)。


                    紫色の釣り鐘型やら、



                    濃いピンクのラッパ型。



                    ラッパ型なのはつぼみの時だけ。
                    開くと十文字に広がります。
                    最近、小ぶりの、このタイプのクレマチスをよく見かけます。



                    でも私は、大大とした、このタイプが好きです。
                    うちのクレマチス、まだかな〜。

                    ピエールドロンサール

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                      バラの種類は数多けれど、永年愛し続けています、
                      美しきピエールドロンサール。
                      庭植えのバラとしては、一番好きかな。



                      ロゼッタ咲きのコロッとした花姿が特徴です。


                      開花の途中がまた可愛い。
                       


                      色は、薄いピンク色で、内側に行くほどその色を濃くします。
                      まさに、自然の妙。



                      香りはほとんどありません。
                      香るともっといいんだけど・・・そう思ったのは昔の話で、
                      香らないせいで、虫の害が少ないのかもしれません。



                      まだまだ咲きます。
                      蔓が伸びて成長するにしたがって、返り咲きもするようで、
                      上手に育てると、四季咲きとまではいかないまでも、秋にもその花を楽しめるようです。
                      あ〜、美しい・・・



                      その横に、こんなクリームイエローのバラも・・・
                      そう、我が家ではありません。
                      他所のお宅のフェンス越し・・・
                      シャッター音に気付いて、庭仕事中の奥様が近づいてこられて、大慌て。(笑)



                      他にもバラをたくさん育ててらして、バラ談議に花が咲きました。
                      へ〜、こんな小さなミニバラもロゼッタ咲きがあるんですね〜。



                      丹精込めて育てたバラ、切っていただきました。
                      ピエールドロンサールと、ミニバラと・・・



                      たった一輪で、玄関先が明るくなりました。
                      魔法のような、美しいバラです。

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